「超カンタン アメリカ最強のFX理論」
ロブ・ブッカー&ブラッドリー・フリード著「超カンタン アメリカ最強のFX理論 」で紹介されていたNYボックスは、その取引時間がちょうど日本の夜であり、日本人にお勧めの手法です。 早速、NYボックスのバックテストを実施したところ、ブッカー氏が提唱している条件では損益が悪く、条件を改善しても、儲けが少ないことが分かりました。
・ NYボックス(米ドル/円)
・ NYボックス(ユーロ/円)
・ NYボックス(英ポンド/円)
・ NYボックス(ユーロ/米ドル)
・ NYボックス(複数通貨)
NYボックスの再エントリーの利食いを変更して儲けられるか?
NYボックスはNY市場オープン前に形成したボックスのブレイクアウトで儲ける手法です。 15分足の終値がNYボックスをブレイクアウトしたことを確認してからエントリーします。
例えば、下図のようにNYボックスを下へブレイクアウトしたら、「売り」でエントリーします。 15分足の終値がブレイクアウトするのを待つためエントリーが遅れてしまいます。
本当に、15分足の終値がブレイクアウトするのを待った方がよいのでしょうか? 早速、バックテストを実施し、検証してみました。
バックテストの条件
「米ドル/円」と「ユーロ/円」でよい損益が出た下記の条件でバックテストを実施しました。
通貨 | エントリー | 利食い | ロスカット | スプレッド | 再エントリー |
米ドル/円 | 売り | 50pips | 20pips | 1pips | あり |
ユーロ/円 | 買い | 100pips | 50pips | 3pips | あり |
バックテスト結果(米ドル/円)
まず、米ドル/円です。 ブッカー氏が提唱している15分足の終値がブレイクアウトするまで待つ場合と待たない場合でバックテストを実施しました。
15分足の終値がブレイクアウトするまで待たない方が儲かることが分かりました!!
バックテスト結果(ユーロ/円)
次は、ユーロ/円です。
「ユーロ/円」でも、15分足の終値のブレイクアウトを待たない方が儲かることが分かりました!!
リンのバックテストの結果では、ブッカー氏の提唱するNYボックスの条件の改良点が多く出てきました。 なぜ、こんなに多くの改良点が見つかるのか不思議です・・・ ちなみに、雑誌でも「15分足の終値のブレイクアウトを待つ方がよい」という記事を読んだことがあります。
とにかく、15分足の終値のブレイクアウトを待たない方が儲かることが分かりました。 早速、バックテストをやり直しました。 「NYボックス(エントリーを早める)」で公開中です。
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