FXトレーダーの大冒険
ロブ・ブッカー&ブラッドリー・フリード著「超カンタン アメリカ最強のFX理論 」が良かったので、ロブ・ブッカー著「FXトレーダーの大冒険 (ウィザードブックシリーズ) 」を購入し、読んでみました。 最高でした!
FXで勝ち続けている方は、ごく少数だと思います。 ほとんどの方は、なかなか勝てないと思いますが、その理由が分からずに悩んでいるのではないでしょうか。 もし、信頼できる師匠がいて、自分の悪い点を指導してくれたら。 そんな願望を本書ではかなえてくれます。
本書の主人公のハリーは「世界一ダメなトレーダー」です。 しかし、ハリーの行動は、どこか自分にも当てはまるものが多くあります。 そのハリーを師匠が指導します。 非常におもしろい内容だったので、リンは1日で362ページを読破しました。
参考のために目次をご紹介します。
第1章 びっくりするような大きな利益を求めて
第2章 明るい未来
第3章 31階への旅
第4章 明るい2つの会話
第5章 教訓を学ぶ
第6章 悪い展開
第7章 悪夢から目覚める努力
第8章 チャーリー・フランク、USナショナルバンクへ行く
第9章 新しい人生設計
第10章 チャーリー・フランク、師匠に出会う
第11章 すべてを白状する
第12章 物事は見かけによらない
第13章 ジョージ・シスラーの過去
第14章 振り出しに戻る
第15章 ウィンクルシュタインとの朝食
第16章 すべての始まりに戻る
第17章 検証
第18章 宿題
第19章 チーム・ベインズ始動
第20章 研究結果の報告
第21章 実践再び
第22章 31階へ戻る
第23章 ツケの清算
エピローグ
付録A 個人向けキャリートレード
付録B 僕が600ピップス取った方法
トレードの法則
本書に登場する師匠のウィンクルシュタインが主人公のハリーに教えた「トレードの法則」は次の通りです。
・ 口座の25%以上を失うべからず
・ トレードをする前に検証すべし
・ 自分のトレードについて説明責任を負うべし
たった3つの法則ですが、その重さは本書を読まないと理解できないと思います。
一方、師匠のウィンクルシュタインは、例えば、サポートライン、レジスタンスラインの引き方といった手法を主人公のハリーへ一切教えていません。 ハリーは自分で手法を発見し、もちろん、友人の協力も得ていますが、自分でバックテストを行い、手法の有効性を確認しています。 この点に関して、ロブ・ブッカーは自力で手法を見つけることの重要性について本書で述べています。 その理由は、ある手法が有効に機能しなくなった時に、新たに有効な手法を発見する必要があり、そのためには、自力で手法を見つけ、バックテストで有効性を確認することが重要だということです。
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